一人でもできる練習
一人でもできる練習の代表は、走り込みです。
そんなことは言うまでもありませんね?
では、あなたが走り込みをする時、どんな練習をしますか?
普通は、単純にジョギングを行って持久力アップを狙うでしょう。
それはもちろん間違いではありません。
でも、走り込みの練習はそれだけではないんです。
短い距離の走り込み
走るトレーニングには、長距離と短距離があります。
でも、たいていの人は、自主トレーニングには長距離を選びます。
長距離を走り、持久力を高めることにはもちろん大きな意味があります。
サッカーと言う競技では特に持久力は重要です。
しかし、フォワードの選手には、それと同じかそれ以上に、
一瞬のスピードや急な方向転換ができる俊敏性が重要になります。
ジョギングなどの長距離走では、そういった能力はあまり伸ばせません。
あなたがフォワードとして成功したいのならば、
一人で行う練習では、短い距離の走り込みを重視するべきです。
四角形を走るトレーニング
短距離のトレーニングと言うと、100mや50mのダッシュをひたすら繰り返す。
というものを思い浮かべるかもしれません。
でも、フォワードに必要なのは、5〜20mくらいの一瞬の速さと、
車で言う、コーナリング性能のような、回転性・機敏さです。
一人で行う短距離トレーニングでも、この2つを重点的に鍛えたいですよね?
ひとつ、簡単にできるトレーニングを紹介しましょう。
まず、1辺が5〜10mくらいの間隔で、コーンを4隅に置きます。
正方形でなくてもかないません。
トレーニングできるスペースに合わせて大きさを調整しましょう。
最初は単純に、四隅を全速力で回るトレーニングです。
90度の角度をできるだけシャープに素早く曲がるように意識しましょう。
今度は、1辺をダッシュしたら、次の一辺はサイドステップで進みましょう。
次のコーナーに付いたら、一気に体を反転させて、再び前を向いてダッシュ。
体を反転させて前を向くスピードを、できるだけ速くしましょう。
コーナーを曲がるときの角度を、もっと鋭角にしてみましょう。
1辺をダッシュしたら、コーナーを対角線上に曲がりましょう。
反対側のコーナーにたどり着いたら、
スピードを落として軽くジョギングしながら次のコーナーに向かいます。
次のコーナーに付いた瞬間に再びスピードを上げて対角線上にダッシュします。
そのまま次のコーナーを鋭角に曲がり、最後の1辺を全力で走る。
四角いコーンの囲いの中で、ひたすらN字を書くイメージです。
これを繰り返しましょう。
鋭角のコーナリングを出来るだけ素早く行います。
さらに、ジョギングからダッシュの切り替えにメリハリを付けましょう。
スピードの緩急をつけるトレーニングにもなります。
ちょっとしたスペースとカラーコーンがあれば簡単にできる練習です。
時間も長距離走よりも短時間で行えます。
一人で行う自主練習にもってこいのトレーニングなので、おすすめですよ。
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